英姿颯爽

日々の気づきや、技術的なお話です。

【映像】After Effectsを用いた、水面に広がる波紋

今日も一日お疲れ様です。

<余談>

無事、当ブログが500PVを達成しました。
恐ろしい訪問者数の時の共通項がAfterEffectsだと最近思い知りました。
やはり、扱いに難しいだけあって需要があるようですね。

とにもかくにも、多くの方が足を運んでくださっていることは自分のモチベーションにつながりますね。
これからも頑張っていきましょう。
末永くよろしくお願い致します。


波紋

雨が降り出したり、水しぶきがかかると水面に広がる波紋。
それを今回は表現していこうと思います。

AfterEffectsには、標準エフェクトとして機能が備わっているのでそちらを用いていきましょう。


CC Drizzle

標準搭載されている「CC Drizzle」という機能を用いることで、波紋を表現することができます。
実際にやっていきましょう。


まずは、新規プロジェクト
水面を表現した、青色の平面を用意していきます。

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こちらのエフェクト適用後がこちら
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確かに水面に映る波紋ではあるのですが
個人的にイメージが違いました。

量が多く感じます。もう少し小規模な波紋でいいのになーということで、別の方法を試していきましょう。


ウェーブワールド

今回用いるエフェクトは、水の波をシュミレートする
「ウェーブワールド」というエフェクトです。

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こちらを適用すると、中心に一つの波が表示されます。
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こちらの方がいろいろと融通が効きそうですね。
ただ、序盤に設定した青い色が消滅しました。

なにかいい方法はないかと模索してみると
「コースティック」というエフェクトを見つけました。

光の屈折や水面に対する光の反射をシュミレートしてくれるエフェクトのようです。
こちらで、青色を設定することでよりリアルな波紋に近づきそうです。


波紋をプリコンポーズにする

これで、上記の波紋は完成したためこれを1つの物として確立させる必要があります。
その処理を「プリコンポーズ」といいます。

「ここまでの書類完成したからプリコンポーズしといてー」
など、日常会話で使いますね。

使わないですね。


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先ほど製作した波紋にカーソルを合わせて
「レイヤー > プリコンポーズ」と指定していきましょう。

なにやらメニューがでてくるので
「すべての属性を新規コンポジションに移動」と選択しておきましょう。

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名前をそのまま保存してしまったので、大変長い名前のが1つありますね。
皆様はファイル管理は慎重に…


これと、先ほど作った青色の平面を1つの作品の中に入れておきます。
ですが、これではただ「波紋」と「青色の平面」です。
これら2つを関連付けていきましょう。


コースティックで関連付けを行う

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コースティックを適用していきましょう。
(この時、波紋を平面の上に配置して波紋の方にコースティックをかけていきます。)
このメニューは、波紋の上で左クリックをすると展開します。


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下という部分に青色の平面を指定
水面という部分に波紋を指定していきます。
(他の設定はご自由にいじってみてください)


作品完成

お疲れ様でした。
これにて作品は完成です。www.youtube.com


まだ、改良の余地はありそうですがとりあえず波紋はできましたね。

先日の桜吹雪と合わせて、桜が落ちたところに波紋が…
とやると風情が出るかもしれないです。
やってみましょう。


今日はここまでです。
お疲れ様でした。