英姿颯爽

日々の気づきや、技術的なお話です。

【映像】AfterEffectsのエフェクト紹介(シャター)

今日も1日お疲れ様です。


今日は、AfterEffectsのエフェクト紹介です。
「シャター」というエフェクト

プロジェクションマッピングを作っている時にすごくお世話になったエフェクトのため、紹介させていただきます。


どんなエフェクト?

「砕ける」をシュミレートするエフェクトです。

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このように壁の向こう側から何かが飛び出してくるような表現ができます。


実際に使ってみる

平面を作ってそこにエフェクトを適用していきます。
平面は、タイムラインから左クリック→新規平面から色を指定して作ってください。


エフェクト > シミュレーション > シャター で適用していきましょう。



そうすると、画面が
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このようになります。
処理が大変重くなる場合があるので、自動的に線だけの表示に切り替えてくれます。

いじってみよう

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メニューの中身はこんな感じになっています。

  • シェイプ
  • フォース
  • グラデーション
  • 物理的性質
  • カメラ位置
  • コーナーピン
  • 照明
  • マテリアル


簡単に掘り下げていくと

砕け散ったあと1つ1つのかけらについての形状や飛び散る数についてがシェイプ
飛び散る範囲や飛び散る速さなどを調整するのがフォース(2段階で調整できます。)
爆発の規模や速さをさらに自分の思い通りにできるのがグラデーション
(グラデーションでは、白から黒へと爆発が変化していきます。なので、広がっていく円を書いて、それを適用させればその範囲で爆発が広がっていくという表現になります。)
砕けたあとのかけらの挙動を設定するのが物理的性質
初期から設定されているカメラの向きや角度を調整するカメラ位置
向きや角度の詳細な設定ができるのがコーナーピン
光の強さや色・位置・角度を調整するのが照明
物質の光のあたり方や強さを調整するマテリアル



かなり駆け足の設定となってしまいましたが、実際の使い方としてはこの通りです。
明日はこれを用いて少し映像を作ってみようと思います。